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サンタ・マリア・ラ・レアル教会(サングエッサ/スペイン)

サン・セルナン寺院(トゥールーズ/フランス)

サント・フォワ大聖堂教会(コンク/フランス)

サン・ペドロ・デ・ラルア教会(エステーリア/スペイン
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教会のファサードのタンパンや柱頭等に施された彫刻は、これがキリスト教のものなのかと疑われるほど、 異国的趣が強い。題材としては、聖書の一節の再現や、キリスト、使徒、聖人などの像が多いが、悪魔、オリエント起源の怪獣(想像上の動物)、ヨーロッパ先住民のケルト人が信仰したと思われる神像、
さらに、その時代の生活風景なども描かれている。周辺の宗教であるイスラム教やエジプト、オリエントの原始宗教の 影響も認められる。 ロマネスク時代のヨーロッパにおいて、@ギリシア・ローマの地中海起源、Aユダヤ起源(=キリスト教)、Bヨーロッパ基層文化、Cイスラム・東方等 の周辺文化―― 等が、融合・混合したことがうかがえる。ヨーロッパ文明に普遍性が 認められるとするならば、 この時代の融合がその形成の契機となったのではないか。 |