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ケルト文化は、ヨーロッパにあって、地中海世界(ギリシア・ラテン)及びキリスト教の影響が少ない。それらの支配を受ける前のヨーロッパの姿、すなわち、原始ヨーロッパの面影をとどめているように思える。また、ケルトの原始宗教はキリスト教のような一神教ではなく、万物に神が宿るという自然信仰だ。もちろん、後年、キリスト教との融合が進んだけれども−−。ケルト美術も、地中海起源とは別系統で、事物の写実よりはその抽象化、そこからの飛躍が著しい。ケルト文化の特徴を、自然信仰、偶像崇拝、理性的写実に縛られない自由な想像力−−と、まとめることができるかもしれない。ブルターニュには、そうしたケルト文化の面影が残っているように思える。 |
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