03
霧に包まれた川面に浮かぶ一艘の幻のような船。インド人の老夫婦が乗っているようだ。彼らは聖なるガンガー何を祈るのか。
私はロウソクの点いた花飾りを川に流した。何も祈らず「エイ」という掛け声とともに。できれば、すべてをリセットしたいような思いに駆られて。私の浮かべた2つの花飾りが隣の人のそれと寄り添い3つになり、そして1つとなり、消えていく。
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