ハンガリーにはローマ時代の遺跡が多い。石の壁や舗道や水道が地下都市のように各所で発掘されている。路面に出たものは工事現場のようだ。その中の1つ、ハンガリーのペーチで、洞窟のようなキリスト教会跡に降りたことは貴重な体験だった。壁にアダムとイブが、また、その隣には私の知らない聖書の中の出来事が描かれている。これより大規模なものはローマ周辺にいけばたくさんあるのだろうが、辺境の地ハンガリーの小都市というところがすごい。いまからおよそ2000年前、この宗教はすさまじい勢いで東西南北に伝播したことを実感する。アジアのヒンドゥー(仏教)の伝播も広範囲だが、キリスト教もそれに負けていない。

キリスト教初期の礼拝堂跡(ペーチ/ハンガリー)



ハンガリーは一時、オスマントルコの支配下にあった。そのため、キリスト教会がイスラム教のモスクに変わり、その後、ハプスブルク家によるトルコからの解放によりキリスト教会に戻ったところ、一つの教会を二つの宗教が共同で使用しているところもある。

ガーズィ・パッシャムモスク(ペーチ/ハンガリー)

ガーズィ・パッシャムモスク(ペーチ/ハンガリー)

ガーズィ・パッシャムモスク(ペーチ/ハンガリー)


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