アイルランドはケルトの島国として知られている。
ローマ以前にヨーロッパの大半を支配したケルト民族は、その発生において、「中心ヨーロッパ」といわれるいくつかの起源(地中海文明など)から逸脱している。
たとえば、ケルト美術を代表する渦巻き模様は「螺旋のコスモロジー」と呼ばれ、
ケルト人独特の宇宙観の表象だと言われている。
その後、ローマ、キリスト教の影響を強く受容し融合を重ねたものの、
ケルト文化が放つ原始ヨーロッパの香りは、極東の民・日本人にある種の共感を抱かせるに至っている。

ニューグレンジ; ケルト人上陸以前の古墳遺跡の石に記された渦巻き模様/2000.7.15
5000年前に築かれたケルト以前の古代アイルランド人(その詳細についてはわかっていない)の墳墓。
墳墓は幅90m、高さ11m。写真の石は墳墓の入口通路の前においてある。
ケルト人は渦巻き模様を先住民から受け継いだのか。

ロックオブキャシェル;ケルト美術には原始ヨーロッパの香り/2000.7.20
4世紀にマンスター王によって建てられた城。
アイルランドの宗教の中心地の1つとして発展した。
写真の美術品は、地下の展示室においてある。