ホーチミンとアンコールワット 2008~2009

Dec-28-2008(旅行2日目その3)

●HO CHI MINH CITY

サイゴン川を見学。
広い川幅、乾季だが水量は豊富だ。
流れはゆったりとしていて、ベトナムの命を育む川であると思えた。


サイゴン川近くで偶然、「Dogma」という
ベトナム戦争時代のプロパガンダポスター等を販売するショップを発見。
当時の北ベトナムは、20世紀に誕生した社会主義国家がみなそうであったように、
戦意高揚を目的にしたプロパガンダ・ポスター類を制作・印刷した。
ベトナム戦争が終わり、事実上、社会主義国家が地球上から消滅した今日、
それらの作品にポップ・アートとしての価値が認められ、旧社会主義国家の多くは、
それらを復刻・販売している。
中国の「毛沢東グッズ」しかり、いまは世界中でゲバラブーム。


夕飯は、王朝料理で有名な、「フエ料理」を選択。
街角でもらった日本語の観光パンフレットの広告を手がかりにして、
細い路地を歩いていくとその店はあった。
店内はすべて日本人観光客で、どうも日本の旅行会社とタイアップしているようだ。
この店の「フエ料理」は中華料理とベトナム料理を足して2で割ったようなイメージで、
一般的なベトナム料理よりは繊細な感じ。
食べるのに夢中で、料理の写真を取り忘れた。
食事を終えて外に出ると、街中が異様な興奮に包まれていた。
ベトナム国旗を掲げた若者の集団が二輪車でクラクションを鳴らしながら大騒ぎ。
群集が市庁舎前の広場に集まり始めた。
街頭テレビにも人が集まっていて、どうやら、サッカーでベトナムナが歴史的な優勝を達成したようだ。

後でわかったことだけれど、
AFF大会(東南アジアサッカー選手権/旧タイガー・カップ、現スズキ・カップ)において、
ベトナムがタイに勝ってチャンピオンになった瞬間に居合わせたようだ。

ベトナムのサッカー事情に詳しくないけれど、
ベトナムは、2007年アジア杯の開催国の一つ(タイ、インドネシア、マレーシアと共同開催。
日本代表はオシム監督に率いられ、同大会4位に終わった)。
ベトナムサッカーは近年著しく進歩し、同大会では、いま一歩でグループ予選突破を逃したが
だれもがその実力を認めるようになった。
高速カウンター、組織的守備を持ち味として、
近い将来、アジアにおいて、日本・韓国を脅かす存在に成長するはずだ。
とはいえ、東南アジアでは、タイ、シンガポールの実力が頭ひとつ抜けていて、
今回、ベトナムが宿敵タイに勝って初優勝を勝ち取ったわけだから、
ベトナム国民が興奮して大喜びするのは当然のこと。