松江・出雲・石見銀山

March-16-2011

●出雲~大田(石見銀山)~出雲
朝、目覚めるとホテルの窓の外には雪がちらついている。寒い。
しかし、きょうは石見銀山に行かねばならない。
朝食後、防寒をしっかり整え、出雲市駅から列車で大田市駅に向かう。

大田市駅前からはタクシーに乗り、ドライバー氏のアドバイスに従い、
石見銀山世界遺産センターに向かう。
センターに着くと、観光案内係が親切に石見銀山の観光の仕方について説明をしてくれる。
ここで、石見銀山の予備知識を仕入れておくのもよい。

世界遺産・石見銀山は、普通の観光地とはやや異なる。
石見銀山(という観光地)を一言で言えば、江戸時代の産業都市の遺構ということになる。
もちろん銀の採掘場(「間歩」という。)もあるけれど、
銀山で働いた工夫及びその家族並びに管理者等が生活するためのもの、
たとえば、住宅、寺、神社、墓地等の宗教施設、行政施設、商業施設等々が世界遺産の対象となっている。

世界遺産内へは、バス、自家用車は入れないので、それらのすべてとはいわないまでも、
そのほとんどを徒歩で見てまわることになる。
よって、観光にはかなりの時間を要す。
しかも、それらが広大な地域に散在しているので、
できれば、専門ガイドに案内してもらったほうがいい。

もちろん、有料だが、ガイド兼運転手付の二人乗り電動バイク(ベロタクシー)、
レンタル自転車の利用ができる。
しかし、筆者の主観的価値観にすぎないが、健常者は歩いたほうがよい。
レンタル自転車等で移動するような世界遺産ではないように思う。

さて、大雑把にいえば、石見銀山は、2つのエリアで構成されている。
1つは、センターから世界遺産内入口にあたる大森を基点にして、
その北側(大森→大森代官所跡まで)のエリア。
このエリアは、古い町並みが続いているので、「町並み地区」と呼ばれている。
センターから大森までは、路線バスが通じている。

もう1つは、大森の南側(大森→龍源寺間歩までの)エリアで、「銀山地区」と呼ばれる。
終点の龍源寺間歩とは、当時の銀の坑道のこと。
途中の山道沿いに、社寺・精錬所跡等々の歴史遺産、産業遺産が散在している。
詳しくは、ガイドブック等を参照してほしい。

参考までに筆者が選択したコースは、
[世界遺産センターからバスで]→[大森バス停、以下徒歩で]→[五百羅漢]→
[大田市観光協会※ここで偶然、ボランティアガイドさんに遭遇。
以下、ガイドをお願いする]→[龍源寺間歩。※ここから大森まで徒歩で引き返し]→
[町並み地区]→[大森代官所跡バス停→大田市駅まで市営バス]。

なお、観光協会~龍源寺間歩の往復については、
往路は「銀山遊歩道」を使用しその沿道にある遺跡を見てまわり、
復路は一般舗装道路を使用し、往路と反対側の遺跡を見てまわるので往復といっても、
苦痛にはならないし、復路はゆるやかな下り坂なので、このコースをお奨めする。
途中、トイレ、食事、喫茶、休憩所の施設が充実しているので弁当の用意はいらないが、
天気がよければ、ハイキング気分で弁当を広げるのも悪くない。

■五百羅漢(大森)
■銀山遊歩道(大森~龍源寺間歩=往路)

石見銀山は梅の名所でもある。
当時、銀の採掘の際に梅を口に当てて坑道に入ると呼吸器系の病気になりにくい、
といわれていたかららしい。


■龍源寺間歩(坑道入口)

■龍源寺間歩~観光協会ガイドの会(復路)

■町並み地区



■出雲
出雲に戻り、夕飯はホテル近くの和食の店「海援丸」にて漁師鍋をいただく。