Sep-21-23-2008(3日目・4日目・5日目)
Ravenna:
(はじめに)
当旅行の目的はラヴェンナである。
筆者はこの街に永年興味を持ち続けてきた。
筆者の世界史への最大の関心は、
ローマ時代末期――蛮族の侵入、帝国の東西分裂、西ローマ帝国滅亡、
混乱、東ローマの介在、そして、フランク王国成立に至る間にある。
ラヴェンナは、滅亡寸前の西ローマ帝国の首都であり、
ローマ皇帝の娘で蛮族の王と結婚しその後数奇な運命をたどった
、ガッラ・ブラヂチアの縁の地であり、
帝国がゲルマン傭兵隊長オドアケルに占領されたとき、
それを救った東ゴート王テオドリックスの眠る地である。
すなわち、世界の中心がローマから西欧へ移行しようとする時期、
ラヴェンナはその表舞台となった街の1つなのである。
●Basilica di San Vitale
もちろん、この地に残るモザイク芸術も筆者の重要な関心対象である。
だから、ラヴェンナにはできるだけ長く滞在をしたかった。
わずか2日半――筆者がこの街に滞在できるのは・・・
ところが、「ラヴェンナに3日間も?」筆者の旅行計画は、
旅行会社、周辺の者の非難と嘲笑の的となった。
「ラヴェンナには3時間」というのが旅行会社の常識だとも言われた。
しかし、旅行が終わった今、筆者の計画が間違っていなかったことを確信している。
日本で商品化される「イタリア旅行」のコースから外れているらしいが、
ラヴェンナなら、1週間でも10日でも滞在できる。
ラヴェンナは素晴らしい。

