柴又半日散策

15-June-2008(4)

映画『男はつらいよ』の主人公は“車寅次郎”といい、その妹は“桜”という。

筆者はこのシリーズのファンではない。
でも、人並みに、正月に映画館で何本か見たことがある。
これまで、寅次郎と桜というのは、まあ、日本の男女の名前としては
ノスタルジーを感じなくもないくらいに思っていた。

ところが、偶然とは恐ろしいもので、
昨日、ウィキペディアで「帝釈天」を検索したら、次のような一文に出会った。

≪帝釈天(たいしゃくてん)は、仏教の守護神である天部の一つ。

バラモン教・ヒンドゥー教・ゾロアスター教の武神でヒッタイト条文にもみられるインドラと同一の神。
釈提桓因(しゃくだいかんいん)とも称する。
釈は字(あざな)、提桓因は天主のこと。
梵天と一対の像として表されることが多い。
阿修羅の娘である舎脂(シャチー)の夫。
帝釈天の名はインドラの名前のサックロ・デヴァーナーム・インドラ(Sakro Devanam Indrah)のうち、
サックロを釈と音訳したものに、デヴァーナームを天と意訳して後部に付け足し、
インドラを帝と意訳して冠したもの≫

寅さんは、帝釈天で産湯をつかったくらいだから、

柴又帝釈天とはきってもきれない関係にある。
『男はつらいよ』の監督・山田洋二は、
帝釈天の原語・サックロ・デヴァーナーム・インドラの“インドラ”から“寅(とら)”をとり、
“サックロ”から“桜(さくら)”をとって主人公とその妹の名前にした可能性がある。
山田洋二という人は、とても洒落っ気のある人なんだなと思った。